寒さに耐える蝦夷桜

厳しい冬を超え 紅をいっそう濃く染める

この土地にしかない 自然があり

この土地にしかない 守り神がいる

ロードクロサイトはギリシャ語で「薔薇の色の石」という意味の石です。

すでに鉱山が閉山しており、入手が難しくなっている石の一つ。こちらは北海道のものです。

insulaの密かなテーマとして「国産の石を使った指環」がありました。外国産の宝石ももちろん鮮やかで美しく目を見張るものもありますが、この土地に育ち、生きる人にとってはこの土地から生まれたものが一番親和性が高いと思っています。

北海道の桜は見たことがないのですが、寒さを耐えた桜は一層色が濃くなるそう。本州より少し遅れて咲く濃い桜色の桜をイメージして名付けました。

すりガラスのような独特の透明感を持つロードクロサイトは硬度が４と低く、取り扱いに注意する必要がありますが、それゆえに加工が難しく、ジュエリーとして世に出回ることが少ない石でもあります。

おそらく日本という国ができる前からこの大地で育まれた薔薇色の石。

この色や景色に見覚えがありましたら、きっと良い護り石になってくれると思います。