陽春の中に咲く紅枝垂

一際色濃く風に揺れる

春雨に濡れながら

今年の春を 

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パパラチアサファイヤは「幻のサファイヤ」と呼ばれるほど希少性の高い色の石です。

スリランカのシンハラ語で「蓮の花」を意味するパパラチアサファイヤは、ピンクの中にオレンジ色が見える独特のパパラチアカラーが特徴です。

サファイヤはダイヤモンドに次いで硬度が高く、日常的に身につける宝石としても適しており、９月の誕生石でもあります。様々な色が存在するサファイヤですが、とても狭い色の範囲なので、良いものは大変高額になる石であります。

今回仕入れたのは小粒ながらも大変色が濃く、角度によってはオレンジのバイカラーにも見えそうな個性的な石。それをinsulaの「花鳥」というデザインで留めました。「花鳥」は美しい景色を表す「花鳥風月」の言葉から、日本の美しい景色を切り取ってお届けしたいとできあがったデザインです。

この指環に名付けた「紅枝垂」の名は、平安神宮に咲く色の濃い枝垂れ桜からいただきました。ソメイヨシノなどの桜に一週間ほど遅れて咲くベニシダレは暖かい空気の中で幻想的な景色を見せてくれます。天の多いこの時期ですが、雨に打たれる池辺の枝垂れ桜も特別の風情があります。