夕闇が訪れる前のほんのひととき

湖面に映る桜の姿を

夕陽が鮮やかに染め上げる

儚いからこそ美しく

尊い光 

モルガナイトは新しく四月の誕生石にも選ばれた宝石です。

その優しい色が、日本の四月を彩る桜の色を想起させることから選定されました。あまり目にすることは多くないかもしれませんが、エメラルドやアクアマリンなどと同じベリルという鉱物種に属します。中に含まれているマンガンなどによりこの桜色になるようです。

今回、「桜の指環」を作成するにあたり、どうしても唯一無二のモルガナイトを使った作品を作りたいと思い、石を探していたところ、夕陽に照らされたようなオレンジ味を併せ持つ、この石を見つけました。水面に映る夕陽に照らされた満開の桜の花々。その最も豊かな時間を閉じ込めたような指環です。

デザインはinsulaの「天平」というデザイン。天平時代の紋様や建築の意匠からインスピレーションを受けたデザインで、悠久の時と今を石を媒介にして繋ぎます。

大粒で重みもある指環ですが、だからこそ唯一の護り石としてあなたのそばに寄り添ってくれるジュエリーです。